小型犬に比べ、大型犬には「早食いが多い」と言われています。
我が家の大型犬(ゴールデンレトリバー)も、例に漏れず超早食いです。

飲んでる?って感じ・・・
ドッグフードは「大型犬用」「小型犬用」と分かれている場合がほとんどで、大型犬用は粒が大きいことが多いんですよね。
大粒ドッグフードを食べさせていたのですが、小粒のドッグフードは良くない?
あまりにも大粒ドッグフードを早食いするため、小粒のドッグフードで食べ方を試してみました。
大型犬の早食いに小粒のドッグフードは良くない?
必ずしも大型犬用のドッグフード が大粒ではありませんが、プレミアムフードにも大粒のものが多いですよね。
「大型犬用」という文字に何のためらいもなく、大粒ドッグフードを購入していました。
これまで食べていたドッグフードは、直径約1.3cmほどのもの。

獣医師に勧められたものです。
専門医に勧められたドッグフードなので素直に食べさせていましたが、ほぼ噛まずに早食いするわけですから、さすがに気になりますよね。
おそらく、この大型犬用のサイズは「噛むこと」を前提として考えられたものだと考えます。
大型犬でも時間をかけてカリカリ噛みながら食べるわんちゃんもいます。
そういう子には向いているドッグフードだと言えます。
しかし、我が家の愛犬のように丸呑み状態で早食いしてしまうタイプのわんちゃんには不向きだったのではないか?と疑問に感じました。
愛犬も6歳を過ぎ、シニア世代に突入したので、人間と同じように、消化器系の働きも年齢とともに弱くなっていくと考えられます。
早食い問題をどうにか解決しなければ・・。
胃捻転を懸念
余談になりますが、大型犬は胃捻転を起こすことが多いと言われています。
その原因は不明ですが、早食いが原因となることがあるのではないか?と。
以前、愛犬が吐き気が止まらなくなったことがありました。
吐き気がするたびに「外に行こう」と連れて行かれるのですが、口から(胃から)は何も出てこないんです。
吐きたくても吐けず、草を貪るように食べていました。

苦しそうでかわいそうでした・・。
様子がよくならないため、夜間病院に連れて行ったのですが、一番に疑われたのが胃捻転でした。
幸い、胃捻転ではなかったのでほっとしましたが、我が家の愛犬は胃捻転になる要因を持ち合わせています。
√ガツガツ食べる
√早食いである
√食べてすぐに遊びたがる(控えさせていますが)
その際「大型犬には胃捻転多いので十分注意が必要だよ」と言われました。
年齢が上がれば 、胃を支えている靭帯が緩んでくることも原因の一つとなります。
今までは食べ物を喉につまらせたり、胃捻転を起こすようなことはなかったけど、これから先のことを考えると、ドッグフードにも十分気をつけたいと思います。
そこで、小粒のドッグフードを食べさせて違いを検証することにしました!
小粒ドッグフードを食べさせてみた
小粒を食べさせる前に、大粒ドッグフードを食べる時間を測ってみました。
115gある大粒ドッグフードを、わずか35秒で食べてしまうのです。
食べ終えた後は、満足気で、いうなら「もうないの?」という顔をします。
飲み込んでいる状態なので、満腹感はないはずですよね。

同じ大型犬飼いにも驚かれる速さ・・。
そして小粒のドッグフードも同量与えてみました。
なんと、1分08秒かけて完食されました。
ドッグフードの量は同じですが、かかる時間は倍以上!
しかも、不思議なことに小粒のドッグフードは僅かにカリカリと噛んで食べているんですよね。
理由が謎ですが、大粒のドッグフードよりも時間をかけて食べていることは確かです。
小粒ドッグフードをほんの少し与えてみた際の動画があります。
少量ですが、カリカリと噛んでいる様子がわかっていただけると思います。
超小粒ちゃんの方がカリカリ噛んでるなぁ😅 pic.twitter.com/BYoGPkpXH7
— chi-love (@chilove99112212) November 8, 2021
もし、仮に丸呑み状態だとしても小粒の方が「早食いリスク」は軽減されます。
唾液の水分と油分でフードがくっついたとしても、塊が小さいため喉に詰まりにくくなります。
また、胃で消化する際の負担も軽減されますよね。
小粒ドッグフードを食べさせた結果
食べるスピードが緩やかになる
食べるスピードだけを優先するわけではありませんが、単純に食べるスピードが落ちるということは、喉に詰まるリスクも、吐き戻しするリスクも少なくなると考えられます。
スピードが緩やかになり、少しでも噛んで食べてくれるのなら良いことですよね!
総合的栄養食である
ドッグフードであれば、小粒も大粒もわんちゃんに必要な栄養が総合的にバランス良く配合されています。

食材、成分チョイスはプロに任せたい気持ち・・。
栄養面で心配することはありませんので、どちらを食べさせても問題ありません!
健康上の変化はない
・便が緩くなったり、
・食欲が落ちたり、
・元気がなくなったり、
など健康上の変化は全く見られませんでした。
大粒であろうが、小粒であろうが、健康サポート面は変わらないということですよね。
ただし、好き嫌いがあることは考えられますのでご了承ください。
結果、大型犬に小粒のドッグフードを食べさせるのは全然ありです!
粒の大きさには拘らなくて良いということがわかりました。
大切なのは、わんちゃんの食いつきやフードの成分だと思います。

お試しのある小粒ドッグフードなどを食べさせてみるのも良いですよ!
大粒ドッグフードとの違い
一目瞭然、目から鱗。
早食いの大型犬に、大粒ドッグフードと小粒ドッグフードを食べ比べさせてみたところ、上記の通り、食べるスピードが倍以上違ったのです。

胃への負担が、ずいぶん変わりますよね・・。
食べる時間だけにこだわるのも良いとは言えませんが、わんちゃんの体への負担が減ることは確かです。
良く噛んで食べる子には大粒で問題ありませんが、早食い、丸呑みの子には小粒の方が向いていると思いました。
あとは、ドッグフードの原料、素材に拘って選ぶことが必要だと感じます。
ドッグフードを選ぶ基準としては以下のような感じでしょうか?
⚫︎肉の比率はどのくらいか
⚫︎ヒューマングレードが使用されているか
⚫︎グルテンフリー、グレインフリー
⚫︎穀物の比率
⚫︎原材料の産地
⚫︎添加物の有無
⚫︎風味の良さ
⚫︎食いつきの良し悪し
⚫︎口コミ評判
わんちゃんに向いているかどうかは、実際に食べさせてみなければわからないので、上記の点をチェックしながら飼い主さんが選ばれると良いですよね。
「これ、どうなのかな?」と思う場合は、獣医師に相談されるのも良いかと思います。
お尋ねすると、親切に教えてくださいますよ!

何よりも、わんちゃんが喜んで食べてくれるのが最優先です!
大型犬の早食いに小粒のドッグフードは良くない? まとめ
実際に大型犬(ゴールデンレトリバー)で検証したところ、小粒のドッグフードは良くないどころか、とても大きなメリットがありました。
少なくとも、早食いのデメリットは軽減できるのではないか?という検証結果に至っております。

小粒でも喜んで食べていますよ!
大型犬の早食いさんは、ほぼ好き嫌いなく何でも食べてくれると思いますので、ドッグフードを小粒に変えたから食べないということは無いに等しいのでは無いでしょうか?
早食いを心配する大型犬の飼い主さんは、ぜひ参考にされてくださいね!
大型犬の早食いに小粒のドッグフードは良くない?大粒との違いを検証!を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント